CX-5のトランクルーム改善計画

全国1億6千万人(そんなにおらへんやろっ)のCX-5愛好家の皆さんこんにちは!
マツコネ回避のために初代CX-5 XD(AWD)販売終了ギリギリ前に購入したCX-5オーナーのなりたけです。

唐突ですが、CX-5のトランクルーム、満足していますか?
大容量で、大きな荷物なんか「どかーん」と置けるのはいいけれど、

※上記写真は私の車ではありませんが、同じCX-5のトランクルームです。
「棚的要素」がないので、たくさん買い物袋があるときや、数人で出かけるときに何個も鞄があるときとかって、荷物の上に荷物を置くというしょーもない状態に。「う~ん、棚的なものが欲しいなぁ・・・」と、3年前に思ったその日から「CX-5 トランクルーム改善計画」が始まりました。
そんな改善計画、いったんのゴールに至ったので、それまでの過程をまとめようと思います。

バージョン1:「ロゴス ベンチ オートレッグベンチ」を棚代わりにしてみた

持っていたのはこれの色違いなのですが、こいつをトランクルームに据えて棚代わりにしてみたってわけです。
メリット①・・・折りたためる!出先で大きな荷物を積む必要が出た場合、畳んでしまえばよいのです。
メリット②・・・アウトドアでも大活躍!BBQやキャンプに行ったときに、現場でベンチとして使えるわけです。(もともとそれが本当の用途なんですけどね)
特に不便を感じることもなくしばらくこれで運用していたんだけれど、ある日なんとなく「んー、なんか『とってつけた感』があるなぁ」と思い、若干DIY的要素を取り入れて、しっかりした棚的なものを作ってみようという方向性に走り出しました。

バージョン2:イレクターパイプとSPF材でCX-5トランクルーム内寸ぴったりの棚を作りこむ!
とあるCX-5オーナーのブログでイレクターパイプとプラ板のようなものでトランクルームに棚を構築していた記事があり、この記事を参考に自分なりの棚づくりをすることに。
ポイントは「手をかけない」。できるだけ既製品を買ってきて、切ったりする加工は(自分では)しない!・・・ということで、イレクターパイプの既製品サイズを組み合わせ以下のような台座部分を構築。

#イレクターではなく「エ」レクターになっているのはご愛敬。。。
そして、天板部分はトランクルームのタイヤハウス上の空間の最大幅を測定し「幅131cm、奥行き60cm」というサイズ情報をゲット。ホームセンターに行って、厚さ4mmのSPF材の板を購入、

上記サイズにお店でカットしてもらい家に搬入。あわせて耐水性のシートカバーを貼って濡れてもOKな天板を作成。

で、イレクターで組んだ台座の上に自作天板をのせて完成。
写真が残っていないのだけれど、純正品かよ!というぐらいCX-5のトランクルームの内部にピッタリ。もう、完璧じゃん!ということで、悦に入ってしばらく運用していました。が、、、大きな課題が。たまに大きな荷物を載せないといけないとき、これらをトランクルーム内から一時撤去しないといけないのだけれど、これが大変。

  • 大変なこと①・・・天板がバックドアからだせない!トランクルームのバックドアの開口部の幅は110cm。天板の幅は131cm。どうやっても後ろから出せないのです。そのため、天板を出し入れするときはリアシートを倒して後部座席から出し入れしないといけないのです。これがほんと大変!
  • 大変なこと②・・・イレクターパイプをばらすと再び組むのが大変!ばらさないといいじゃんという意見もあるでしょうが、土台の天板をのせるパイプの長さが120cm…ということで天板と同じ悲劇が発生するのです。
  • 大変なこと③・・・出先で撤去できない!ばらすのはいいけれど、部品が大きいので車内に積めたままにできないのです。後部座席に無造作につむことはできるけれど、なんだかスマートじゃない
  • 常設なら完ぺきだった・・・ということで、
    ①バックドアから天板を出し入れできる&車内に片づけられるサイズ
    ②手間をかけずに畳むことができる台座部分
    ・・・を実現すべく考えて次のバージョンに。

    バージョン3:フォールディングテーブル使えばいいじゃない作戦
    イレクターパイプにちゃぶ台みたいに畳めるジョイント部分を使って・・・と考えていた時に、
    「・・・ていうか、テーブルをそのまま土台につけばいいんじゃね?」
    ということに気づいた天才なりたけさん。で、畳めて軽くてちょうどいいサイズのテーブルがないかリサーチしまくって見つけたのが

    キャンプ用のテーブル。ちなみに今回採用したのは「山善(YAMAZEN) キャンパーズコレクション フォールディングテーブル(幅60奥行90) YAT-6090」。
    こいつのサイズが

    とちょうどいい。ちなみに、この一つ上のサイズが120cm×60cmと天板サイズ的にはそっちがよいのだけれど、タイヤハウス間の幅が100cmぐらいしかなく、テーブルの脚がはいらないのです。そのため90cm×60cmのタイプを採用。
    そして天板もバックドアの開口部110cmにあわせて新調。

    このサイズだと、バックドアからの出し入れもできるし、リアシートとカラクリトノカバーの間に挟み込むことができるので、出先でもばらすことができるのです。もちろんテーブルも畳めるので、外出先でももう安心。
    キャンピングテーブルをトランクルーム内に設置し、新しい天板をのせると、両脇10cmぐらい隙間が空くのだけれど、
    「ま、そんなギリギリなところまで荷物を置かないし」
    ということで、バージョン3にして完成!改善計画もこれで終了!!


    ・・・と、数か月前まで思っていました。それまでは棚的なモノを撤去するような機会はいうほどなかったので、「リアシートを倒して、天板をリアシートとからくりとのシートのバーの間に挟んで、リアシートを戻して、そんでもってテーブルを畳んで」という撤去手順ならびに逆の戻す手順はそんなに手間に感じていなかったのだけれど、ゴルフを始めてから、ゴルフバッグを積む機会が(地味~に)増え、都度撤去&戻す作業も頻度が上がり、最終的には
    「もっと簡単にならんかっ!」
    ということで、一考。そして構想一か月。脳内で設計図を描きつつ、次世代計画に。

    バージョン4:もうこれでいいんじゃね?パージ簡単構成かつ完ぺきだったバージョン1に戻れた!
    ここからはつい最近の作業なので写真付きで。
    バージョン3からの改善点は二つ。
    改善点①・・・天板を一枚板から2枚に分割
    改善点②・・・土台の高さを少し下げる
    まずは天板について。幅100cm越えの一枚板じゃ、そりゃ扱いが大変。そこで、バージョン1で使って(まだ捨てていなかった)初代天板を半分にカット。

    のこぎりでカットしたので131cm÷2=65.5cmなのだけれど、シートカバーが結構厚みがあるので5mm幅を短めに加工。

    こんな感じ。SPF材に耐水性のシートカバーを貼っています。

    次に土台部。前述のアウトドアテーブルの脚を35mmカット。ただ、カットすると

    と切り跡がギザギザになり、トランクルームにしているカバーに傷が入ってしまうので、

    こんなのを買ってきて、足にかぶせる、と。

    そんなわけで、土台部は

    こんな感じ。そもそもなんで35mm足をカットしたのかはのちほど。では、さっそくトランクルーム内に設置していきます。
    まずは、テーブルを設置。

    次に天板をのせていきます。まずは左から。

    で、ここで左側のトランクルームのライトに注目。

    バージョン3のとき=テーブルの高さが37cmのとき、天板がこのランプのスイッチの位置にきていたので、スイッチが押されてしまうリスクがあるのとランプ自体が半分ぐらい隠れてしまい、天板の上を十分に照らすことができない状態に。ということで30mmほどテーブルの高さを低くしたかったのです(35mmと5mm余計に切ったのは、足にかぶせたゴムの厚みの分)。
    では天板を右側にもう一枚。

    最後に天板の上にジャストサイズ(131cm×60cm)の滑り防止マットを敷いて完成!
    テーブルが見えるところが若干かっこ悪いけれど、天板部は端から端まできっちりあり、モノが天板から横に転がって落ちることもない。

    で、パージするときは2枚に分かれた天板をさっとはずし、テーブルの脚を畳んでテーブルも畳んで・・・テーブルが畳めない!(汗理由は簡単。

    ゴム足の径が大きくて反対側の脚のゴム足と干渉するから(涙
    ま、畳めなくてもトランクルームの床面におけるサイズなので、

    こんな感じにスッキリ収納!いやぁ天板を2枚に分割しただけで労力が1/4になった気が!これで完成でもよかったのだけれど、よーくみると

    テーブルの蝶つがい部分がでぱっていて食い込んでしまっている状態。
    このまま重いものを上にのせると、トランクルームの床のシートに穴や傷がつくな…ということで数分考えたのちにホームセンターに行って

    を8つほど購入し、

    こんな感じに貼りつけてみた。こうすると

    と、付けたゴムが脚になる感じ。これなら床にも優しい。こうして、耐荷重対策もほどこすことで、

    重いものをのせてもダイジョウブ!こうして約3年にわたる「CX-5 トランクルーム改善計画」にいったんのピリオドを打つことができました。
    とか言っていますが、もしかしたらまた何か不満を感じ、さらなる改良=バージョン5が待っているかもしれませんがね。ちなみに、バージョン4に関してDIY的な作業は
    ①テーブルの脚を短くカットした
    ②ホームセンターでカットしてもらった131cm×60cmのSPF板を半分に鋸でカットした
    ③カットしたSPF板にホームセンターで買った耐水シートを適当なサイズにカットして強力両面テープ+接着剤で張り付けた
    ぐらいなので、たいして手間はかかっていません。②だって初めからホームセンターでカットしてもらえれば①と③だけ。材料費もざっくり以下の通り。

  • テーブル・・・4,980円
  • SPF材の板・・・忘れたけれど1,000円しなかったはず
  • 耐水シート・・・90cm×150cmで1,500円ぐらい
  • ゴム足・・・398円
  • ゴム戸当たり(最後に8個買ったやつ)・・・168円×8個=1,344円
  • 滑り止めシート・・・家にあったもの
  • 全国1億6千万人(いや、だからそんなにはいない)のCX-5オーナーで、同じような悩みを持っている方の参考になればこれ幸い。せば。

    2018/08/16 追記:
    バージョン4(現時点での完成形)をたたむ様子を動画にしました。
    いかにお手軽に運用できるかがこの動画で伝わると幸いです。

    せばせば。

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