「キヤノンのインクジェットプリンタで久しぶりに印刷したら黒(の文字)だけが印刷されない!」
・・・と同じ現象で困った人は世の中にたくさんいるようで。ググったら出てくる出てくる。
そういうことなので、いろいろ情報収集し試した結果、無事ぱーぺきに直った話を参考まで。
ちなみに、仕方なく急遽買った新しい最新インクジェットプリンタ複合機PIXUS TS3330(約7,000円、総印刷ページ数6枚)が無駄になってしまいました。はぁ。
まぁ、今回直したPIXUS MG6230は9年前の機種とはいえ、インクカートリッジが色別に独立しているし、普通紙が前面トレイで紙の補充をしやすく省スペースだし、円盤ディスクラベル印字もできるし、AirPrint対応しているし、TS3330より印字解像度が倍だし。
時間と手間暇が多少かかりますが、5千円ぐらいと結構安価で直せたのと、作業自体がDIY的で楽しかったです。ある意味趣味と実益を兼ねた作業でした。
ではでは。
【条件】
①キヤノン製のインクジェットプリンタ(ちなみに私のプリンタは PIXUS MG6230 )
②インクカートリッジを入れっぱなしで、電源も入れずにしばらく使っていない
③印刷されない黒が「BK(染料の黒)」ではなく「PGBK(顔料の黒)」
④ノズルチェックパターン印刷で、PGBKのみ擦れる、または印字されない
【原因】
顔料インクが内部で固着し詰まっている
※物理的、電気的故障の場合は直りませんよ。そりゃ当たり前。。
【解決方法】
詰まっていると思われるところを、とにかくクリーニングする
【方法(やったこと)】
かなりクリーニングしまくっています。やりすぎかもしれない。
あ、プリンタヘッダの基盤部分はぜっっっっっったい濡らさないこと。濡らしたらアウトですのであしからず。
①プリンタヘッダの清掃ーその1
プリンタから外したプリンタヘッダをアルカリ電解水(私が使ったのは液状の激落ちくん)を1ミリぐらいの浅さに張って置き漬けする
10分ぐらい漬けたら新しい電解水に交換しまた置き漬けする
これを何セットか行い、印字ヘッダ部から「そんなに」有色インクがでなくなるまで行う
②プリンタヘッダの清掃ーその2
インクカートリッジからインクが注がれる口へアルカリ電解水を数滴たらしながら落とす
プリンタヘッダの印字ヘッダ部から、さらにプリンタヘッダ内部のインクが溶けてでてくる
これを、印字ヘッダ部からでてくるアルカリ電解水の色が無色に近くなるまで、地道にたらし続ける
③プリンタヘッダの清掃-その3
amazonとかで「洗浄カートリッジ」を購入
洗浄カートリッジをセットし、「強力クリーニング」を2回実行→2時間放置→強力クリーニングを2回実行
④新しいPGBKインクカートリッジをセットし何度か印刷
プリンタヘッダ内の洗浄液を黒インクで押し出す
【費用】
アルカリ電解水「激落ちくん」・・・300円ぐらい?
置き漬け用トレイがわりのプラ弁当ケース・・・100円
綿棒(②で電解水を一滴ずつたらす用)・・・100円(家になかったので購入)
洗浄カートリッジ(MG6230 6色用)・・・1,600円
新しいインクカートリッジ(BCI-325PGBK 2個パック)2,000円
【追伸】
2020年4月9日に発売されたばかりの PIXUS TS3330。
メルカリに出すか・・誰か欲しい人いませんか。。。
せば。